エンゼルス大谷不在のメジャー球宴は、史上最多の本塁打数を記録する空中戦となった。17日(日本時間18日)、米ワシントンD・Cで行われたオールスターゲームは、両リーグ合計10本の本塁打が飛び交い、延長10回の末に8-6でア・リーグが制した。

 大谷の同僚トラウトも、アーチ合戦の1人として躍動した。3回2死、2番手で登板したメッツの右腕デグロムからライナー性のソロ本塁打を見舞った。3打席で1四球、1本塁打。エンゼルスから唯一のオールスター出場で見せ場を作り、「いつもヒットを打とう、チームを勝たせたいと思っているし、素晴らしい時間を過ごせて楽しかったよ」と笑顔で振り返った。

 インタビューの最後には、中国メディアから仲間の大谷に関する質問も受けた。故障の影響もあり、メジャー1年目で球宴出場はならなかった後輩について、「難しいことだけど、もし彼が投手としても野手としても体が万全であれば、オールスターでプレーするに値する選手。間違いない」と、来年以降、大谷のメジャー球宴出場を期待した。(ワシントン=斎藤庸裕)