【ヒューストン(米テキサス州)8月30日(日本時間8月31日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(24)が9月2日(同3日)、敵地のアストロズ戦で復帰登板を迎える。ソーシア監督が「翔平は(9月2日の)日曜日に先発する」と公表した。マウンドに戻れる喜びを問われた大谷は「戻るだけではなくて、しっかり抑えられるかどうかが問題。試合に入るまで、しっかり調整をやっていければいい」と話した。

ソーシア監督から最終的に登板日を告げられたのは「昨日とか。前の実戦が終わって、本当にいけるのかっていうのを確認するまでは分からなかった」と明かした。最後に実戦形式の投球練習を行ったのは8月27日(同28日)。ギリギリまで状態を精査。医療スタッフのゴーサインが出た上で、復帰が決まった。前回登板の内容を考慮すれば、球数は70~80球程度に制限される見込みだ。

シーズンは残り1カ月。約3カ月のリハビリ期間を乗り越え、ようやくマウンドへ立つ。「長いかなとは思いますけど、打者では出ていたので、正直、気にする余裕はなかった。あと1カ月、何も考えずに最後までしっかり頑張りたい」。フル回転の二刀流でラストスパートをかける。