マリナーズ菊池雄星投手(28)がオリオールズ戦に先発し、6回5安打3失点5四球3奪三振と踏ん張り、5月19日以来、6試合ぶりとなる4勝目(5敗)を挙げた。

立ち上がりは、制球に苦しんだ。

1回1死から2番マンシーニに左中間へ先制ソロを浴びた。

1-1と同点に追い付いた直後の2回。無死一、二塁から併殺でピンチを脱したかと思われたが、1番アルベルトに適時二塁打を浴び、再び1点を勝ち越された。この回、メジャー移籍後、初めてボークを宣告された。

2-2と同点となった3回は、わずか8球で3者凡退。

その裏、マリナーズ打線が打者13人の猛攻で大量8点を勝ち越し。10-2とリードした。

4回は1死から四球を与えたものの、三ゴロ併殺で無失点に封じた。

5回は、1番からの好打順を3者凡退。

6回は、2安打と内野ゴロで1点を失った。

菊池は12-3とリードした状況で交代した。

球数は94球。

最速は95マイル(約153キロ)。

防御率は5・11。

過去5戦で4連敗と、この1カ月は不振に陥った。この日も、米移籍後最多の5四球と、序盤は不安定だった。

試合後は「1カ月しんどかったなあと。それが一番ですかね」と、本音を語った。

その一方で、「最後、いい形で3~4イニング投げられたのは次につながると思いますし、まだまだ良くなるはずだという自分自身への期待を持ちながら、次の試合に向かいたいと思います」と振り返った。

試合は、マリナーズが大勝した。