エンゼルス大谷翔平投手(24)が6回に代打で登場し、右前打でチャンスを広げた。

1死一、二塁、カージナルス3番手の左腕ウェブのチェンジアップを捉え、右前へクリーンヒットを放った。安心した気持ちについて、「代打で1本出たのもそうですし、試合に出ていないとやっぱり、どういう風に(ボールが)見えたりっていうのが分からなくなったりするので。1試合に1打席でも継続的に出続けて、どういう感じで見えてるのかなというのを学習できたのは良かった」と振り返った。

大谷の安打で1死満塁とし、続く1番ラステラが中前適時打を放ち、リードを2点に広げる貴重な追加点を挙げた。代打での安打は今季初。今季ここまで代打では四球、二ゴロ、三振、三ゴロと安打がなかった。これで今季の代打成績は5打席で4打数1安打、打率2割5分となった。

また、カージナルス3連戦では同僚のプホルスへ毎試合、毎打席、観客からスタンディング・オベーションが送られるなど、いつも以上の盛り上がりを見せた。前日は13号ソロ、この日は5打数2安打を放ったベテランの活躍ぶりに、大谷は「すごかったですね。エンゼルスタジアムなのかなというくらい盛り上がっていましたし、昨日ホームランを打って、今日もヒットを打って、打つべきところでしっかり打って、やっぱりすごいなというか、スターだなっていう。チームメートですけど、ベンチからはそういう風に見えたかなと思います」と、驚きとともに敬意を示した。