コリジョンルールに違反したとして、大リーグ機構から2試合の出場停止と罰金処分を言い渡されたアストロズのジェーク・マリズニク外野手が、故意ではなかったとし、申し立てを行ったことが分かった。

マリズニクは7日のエンゼルス戦で、本塁付近でジョナサン・ルクロイ捕手と衝突。ルクロイは途中交代し、脳振とうと鼻の骨折と診断された。マリズニクは今でもその瞬間については恐怖を覚えるとし、動揺を示しつつも「故意に傷つけようとか、接触しようとか思ったわけではないと心の底から言える」と述べた。

マリズニクは試合後、ルクロイに会い、プレーについて説明し謝罪したという。しかしルクロイの反応については「彼に直接語らせてあげたい。彼の口に蓋をしたくない」として明言を避けた。

かつて捕手を務めたアストロズのA・J・ヒンチ監督も「出場停止処分は不要だと思う。処分が当然とは思わない。しかしMLBは本塁での衝突に関し、主導権を握っていたいのだろう」とコメントしている。