エンゼルス大谷翔平投手は4打数2安打で打率3割復帰も、絶好の勝ち越し機を逸した。レンジャーズ戦の延長10回1死満塁、6番手の右腕モンテロの初球チェンジアップにバットを折られて二直。飛び出した一塁走者が戻りきれず、併殺となった。

オースマス監督は「走者にとって戻るのは難しい。全体的にストレスのたまる1日だった」。序盤の6点リードを逆転され、延長11回の末にサヨナラ負けした試合を淡々と振り返った。

大谷は6打席で4度出塁。2回の第2打席では左中間へ三塁打を放ち、三塁まで11秒09で到達した。スタットキャストによれば、15年以降のエンゼルスではトラウトに次ぐ2番目の速さで三塁を陥れた。

10試合連続安打でメジャー自己最長を更新した。7回2死からの内野安打後には二盗を決め、メジャー自己最多を更新する11盗塁をマークした。打率は3割2厘とし、7月24日以来の3割復帰も、チームを勝利には導けなかった。(アーリントン=斎藤庸裕)