エンゼルス大谷翔平投手(25)が試合前にブルペン入りし、右肘手術後では初めてブルペンでスライダーを投じた。

立った捕手に対して9球、座ってから34球、合計43球で調整。直球、カーブに加え、スライダーを5球、交えた。感触について「変化球も投げ始めて日は浅いですけど、感じもいいですし、まずはそこが一番いいんじゃないかなと思います」と話した。

ブルペンでは8月17日からカーブを投げ始め、1週間後にスライダーも解禁。「怖さはそんなにないですね。変化球、全体的に。キレもいいですし、幅もまずまず納得、それ以上の感覚でいっているので、いいかなと思います」と好感触を口にした。

変化球だけでなく、直球も徐々に力が入ってきた。17日のブルペンでは85マイル(約136・8キロ)をめどに投げていたが、「力も前回よりはちょっと入れていきました」と話し、この日は87マイル(約140キロ)まで球速を上げた。

投手として順調にリハビリを進めながら、試合では3番DHで出場する。相手は今季12勝を挙げている左腕マイリー。「投手にかかわらず、甘い球をしっかり打ちたいなと思います」と意気込みを話した。