カブスのダルビッシュ有投手(33)がパドレス戦に先発し、2017年以来、2年ぶり4回目の年間200奪三振を達成した。

この日、10個目の三振で200奪三振に到達した。

投球内容は、6回2安打無失点2四球、今季最多となる毎回14奪三振の快投で、6勝目(6敗)を挙げた。

2桁奪三振は、今季4回目。過去の1試合最多は、13年8月12日(アストロズ戦)の15奪三振。

ダルビッシュのシーズン200奪三振以上はメジャー1年目の12年、13年、17年に続き4度目で、野茂英雄(ドジャースほか)に並ぶ日本人最多となった。

シーズン最多は、リーグ最多を記録した13年の277奪三振。

試合は、カブスが1回、4番ブライアントの犠飛で1点を先制した。

ダルビッシュは1回、13球で3者凡退。上々のスタートを切った。

2回は、3者連続で空振り三振に仕留めた。

3回は2死から初安打を許したものの、無失点で切り抜けた。

カブスは4回、2点を追加。3-0とリードを広げた。

ダルビッシュは4回、2番からの好打順を2三振などで3者凡退に仕留めた。

5回は2四球を与えたが、3つのアウトをすべて三振で奪った。

6回は、先頭に三塁打を浴びながら、後続を3者連続三振。無失点のまま、救援陣にマウンドを譲った。

球数は110球。

防御率は3・97。

試合後のダルビッシュは「(前回登板から)この4日間は、調子、フォームの感じとかいい状態じゃなかったんですけど、何とか試合はまとめられたかなと思います」と振り返った。

また、200奪三振について「三振の数というより、200個を超えているということは1年間投げてるということ。そういう意味では、今のところいいかなと思います」と淡々と話した。