ブルワーズのライアン・ブラウン外野手(36)が26日、毎冬恒例のファンフェスティバルと年次総会に出席し、今季をファイナルシーズンとする覚悟でいることを明かした。

13年のメジャー生活をブルワーズ一筋で過ごしてきたブラウンは、今季が5年契約の最終年。「今回が選手として最後のファンフェストになる可能性がある」と述べ、月日のたつのは早く、感傷的な気持ちになるとしつつも「僕のゴールは常に全力で今を生き、今季が選手として最高バージョンの自分であろうと努力すること」と、前を見据えた。

2011年にナ・リーグMVPに輝いたブラウンだが、13年には薬物規定違反で65試合の出場停止処分に。復帰後はケガに悩まされる日々が続いたが、ここ数年は復活を見せており、昨季は12年以来最多の144試合に出場。打率2割8分5厘、22本塁打、75打点を記録し、チームトップクラスの安定感を見せた。

2021年については相互オプションとなっており、オーナーのマーク・アタナシオ氏はブラウンがオプション行使に前向きであることを望むとコメント。「あと1年現役を続けるよう説得するつもりだが、3人目のお子さんも生まれるし、トップに立つことを求める並外れたアスリートでもあるので、今季がラストシーズンになる可能性はある」と話した。(AP)