米プロバスケットボール(NBA)の元スター選手、コービー・ブライアント氏が26日(日本時間27日)に事故死したことを受け、メジャーリーグでも多くの追悼の声が広がっている。

米メディアは26日にブライアント氏が搭乗していたヘリコプターが墜落し、同氏が死亡したことを一斉に報じた。スポーツ専門局ESPNによると、同氏は13歳の次女とともにバスケットボールの試合のため、ヘリコプターで会場に向かう途中だったという。ロサンゼルス郊外で墜落し、次女を含めた搭乗者に生存者はいないと伝えている。

この訃報に米球界でも悲しみが広がり、MLB公式サイトは選手や球団によるツイッターの投稿をまとめている。

昨季にナ・リーグMVPに輝いたことを受けて、前日にブライアント氏からお祝いのメッセージ動画が届いていたドジャースのコディ・ベリンジャー外野手は「15時間前のことだ… 本当に信じられない。彼の家族と親しい友人のために祈る。事実であってほしくない」とツイート。同僚の守護神ケンリー・ジャンセン投手は、「今はちゃんと考えることができない。私の心は、夫であり父親(であるブライアント氏)だけでなく、娘であり姉妹であるギアナも失ったコービーの妻バネッサと子どもたちと共にある」と述べている。

また、昨季にア・リーグMVPに選出されたエンゼルスのマイク・トラウト外野手は「コービーが世界に与えた影響は言葉では表現できない。レジェンドであり友人… 冥福を祈る」と追悼。アストロズのジャスティン・バーランダー投手は「言葉が出ない。コービーの家族を思い悲しみに打ちひしがれている」、フィリーズのアンドリュー・マカチェン外野手も「人生は不公平だ。こんなことは起きてはならない」と述べている。