キャンプインを次週に控えた4日(日本時間5日)、メジャーで大規模な多角トレードが成立した。

複数の米メディアが伝えたもので、ドジャースの前田健太投手(31)がツインズ、ツインズのブラスダー・グラテオル投手(21)がレッド・ソックスへ移籍することになった。

また、レッドソックスのムーキー・ベッツ外野手(27)、デービッド・プライス投手(34)がドジャースへ、アレックス・バードューゴ外野手(23)がレッドソックスへ移籍する。

さらに、ドジャースのジョク・ピダーソン外野手(27)とエンゼルスのルイス・レンヒーフォ内野手(22)のトレードが成立したと、一斉に伝えた。

レッドソックスの中軸で、今オフFAとなるベッツのトレードを巡り、複数の球団が水面下で激しく動いており、キャンプインを前に複雑な交渉が決着した。

◆前田健太(まえだ・けんた)1988年(昭63)4月11日、大阪府生まれ。PL学園から06年高校生ドラフト1巡目で広島入団。10年に15勝で最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の投手3冠。15年も15勝で最多勝。10年以来、2度目の沢村賞を受賞。15年オフにポスティングシステムを利用してドジャースに移籍。年俸300万ドル(当時約3億6000万円)の8年契約。16年から19年まで順に16勝11敗、13勝6敗、8勝10敗、10勝8敗の成績でメジャー通算47勝35敗。182センチ、81キロ、右投げ右打ち。