エンゼルスの主砲マイク・トラウト外野手(28)が、メジャーを揺るがしているサイン盗み問題について言及した。

野手組のキャンプインとなった17日(日本時間18日)、全体練習前にメディアの取材に対応。電子機器を利用したサイン盗みを行っていたアストロズの反則行為に「野球にとって、悲しいこと。耐え難い。選手には処分が何もないというのは納得しない。選手がやっていたこと。他の選手のキャリアにも影響している。多くの人が職を失った」と不服そうな表情を浮かべた。

また、ア軍の選手から連絡があったことも明かし、「名前は明かさないが、何が起きていたのか説明しようと(連絡があった)ね。何人かに対しては、リスペクトをなくした」と正直な気持ちを吐露した。

アストロズとエンゼルスは同リーグ同地区のライバルで対戦も多い。ゴミ箱をたたいて球種を伝えていたことについては「たたいていたのは分からなかった」と話した一方で、「彼らはボールに対してミスショットをしないように見えた。選手は毎日練習し、戦っているんだから、それ(反則)は腹立たしいこと。いつだったかは分からないけど、やっていたことは確か。投手がどういう気持ちか、想像できない」と嘆いた。