ジャイアンツを率いる元巨人のゲーブ・キャプラー監督が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により活動中断となっている野球が再開した際、唾吐きなどの日常の習慣となっている行為をやめることは「とても大変なチャレンジ」だと述べた。米CBSスポーツが伝えている。

新型コロナウイルスにより今季がまだ開幕できていないメジャーリーグだが、MLBは競技再開に向けて、ロッカールームでのソーシャルディスタンス確保やウイルス検査の定期的な実施などに加え、ハイタッチ、ハグ、指なめ、唾吐きの禁止など、感染防止のための厳格な取り決めを検討している。

これを受けて、キャプラー監督はラジオ局「KNBR」のインタビューで、「もし、(唾吐きなどを)生まれてから常にやってきたのなら、習慣を捨てなければならないのと同じ。ストレスを感じる時にその癖が出ないようにするのは難しいだろう」とコメント。その一方で「でも、みんな全力でそうするだろう。癖を捨てるか野球をプレーするかの二択なら、われわれは一日中野球をすることを選ぶ」とも話した。