ロイヤルズのデイトン・ムーアGMは、傘下マイナー選手の解雇を一切行わず、マイナーのシーズンが閉幕予定だった8月末まで給与の支給を継続すると明らかにした。29日にリモート取材に応じ、MLB公式ウェブサイトが報じた。

同GMは昨年新たにオーナーに就任したジョン・シャーマン氏と話し合い、ロイヤルズとその従業員を大事にし、正しく物事を進めていくことで意見が一致したと述べた。

同GMはマイナー選手について、「たとえルーキーリーグから一度も昇格したことのない無名選手であっても、野球の発展に果たしてきた役割においてはメジャー歴10年、15年という選手と変わらない」と述べた。

また同GMは、ロイヤルズが新型コロナウイルスの感染拡大に伴う従業員の解雇や一時帰休を一切行わないという既報についても認めた上で、高給な従業員に対しては若干の給与カットを行うものの、野球による収益が通常レベルに戻ったあかつきには元に戻す予定だと説明した。