新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け、今季メジャーは開幕が延期となっているが、さまざまな問題が解決して開催可能となったとしても、カナダのトロントに本拠を置くブルージェイズ(山口俊投手が所属)にはさらに乗り越えなくてはならないハードルがある。

ブルージェイズのロス・アトキンスGMは11日の電話会見で、今季もロジャーズセンターでの試合開催を望んでいるものの、それが困難であることは認識していると語った。今回のパンデミックにより、現在、米国とカナダの国境は閉ざされており、急を要する場合を除いて行き来ができない。現行の措置は6月21日に期限切れとなるが、延長されるものとみられている。

こうしたなかアトキンスGMは、フロリダ州の春季キャンプ施設を含め、いくつか代替地を検討してきたとコメント。「フロリダか、別のメジャーリーグのスタジアムか、マイナーリーグの施設で行うという選択肢がある」と語り、ほかにもできる限りの代案を議論していくと話した。(AP)