レッズ秋山翔吾外野手(32)が、メジャー初打席で初安打初打点を挙げた。タイガースとの開幕戦はベンチスタートだったが、6回2死一、二塁で代打で登場。カウント1-2からファウルで粘っての6球目、96マイル(約154キロ)の速球を中前にはじき返す適時打を決めた。

そのまま左翼の守備につき、8回には頭上を越えそうな打球をジャンピングキャッチ。フェンスにぶつかりながらも好捕した。

8回2死走者なしで迎えた2打席目は、フルカウントからの8球目を引っかけ、二ゴロだった。

これで日本人選手のメジャー“全30球団制覇”ともなった。レ軍はこれまで、米大リーグで唯一、日本人選手のメジャー出場がなかった。

秋山は西武からFAとなり、今年1月に3年総額2100万ドル(約23億1000万円)で契約。新型コロナウイルスの影響によるキャンプが中断期間は、ツインズ前田らとともに自主トレーニングに励んだ。キャンプ再開後は紅白戦などに連日出場し、21日のタイガースとのオープン戦では3ランを放っていた。