インディアンスのザック・プリーサック投手(25)が9日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた球団の規則と米大リーグ機構(MLB)のプロトコルに違反したとして、遠征先から帰宅させられたことが分かった。

先発としてチームから信頼を寄せられているプリーサックは、8日のホワイトソックス戦で今季初勝利。球団関係者がAP通信に明かしたところによると、同投手はその日の夜に友人たちとシカゴの街に出かけていた。球団側は、プリーサックが感染していた場合に備え、チームメートと接触させないよう、同投手をレンタカーに乗せてクリーブランドに送り帰したという。

メジャーではマーリンズとカージナルスで集団感染が発生しており、MLBは選手たちに対し、これまで以上に警戒し、プロトコルに従うよう呼びかけている。プリーサック自身も先月「できる限り社会的距離を保つということに、専念していかなくてはならない。バーに飲みに出かけるようなことは、今の自分たちにとって本当は不要だという考えが世間では常識になっている」と語っていた。プリーサックは今後、新型コロナウイルスの検査で2度の陰性が確認されない限り、チームに合流することはできない。(AP)