インディアンスがマイク・クレビンジャーとザック・プリーサックの先発右腕2投手を制限リストに入れた。新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた球団の規則と米大リーグ機構(MLB)のプロトコルに違反したため。

プリーサックについては、8日のホワイトソックス戦で今季初勝利を挙げた後、友人たちとシカゴの街に出かけていたことが明らかになっており、球団側は同投手を強制的に帰宅させていた。だが、そのなかにクレビンジャーがいたことが判明したのは、同投手がチームとともにクリーブランドに戻ってからだった。

クレビンジャーは11日に声明を発表し、チームメートからの「絶対の信頼」を裏切ってしまったとコメント。「即座にチームメートに告白しなかった」ことは最大の過ちだとし、「自分の行動に言い訳の余地はなく、責任を取り、過ちから学ぶしかない」と述べた。

編成部門責任者のクリス・アントネッティ氏はこのような措置が義務づけられているわけではないとしながらも、「ザックとクレブの行動から、彼らの感染リスクは高いレベルにあると感じた」とし、関係者すべてを守るために妥当な対応だと述べている。(AP)