ツインズ前田健太投手(32)が、6回4安打3失点で今季6勝目を挙げ、日米通算150勝を達成した。

1回、先頭のレイエスに遊撃への内野安打を浴びた。続く2番カストロ、3番カブレラをゴロで打ち取ったが、2死三塁のピンチ。4番カンデラリオを中飛に仕留め、無失点で抑えた。

2回から5回までは無安打で安定した投球を見せた。右打者の外角低めにスライダ-、左打者には低めのチェンジアップや高めの直球で的を絞らせなかった。

味方から6点の援護を受け、リズムに乗ったが、6回に3失点した。1死一塁から2番カストロに左前打で一、二塁のピンチを招くと、3番カブレラに外角スライダーを捉えられ、3ラン。やや甘く入った失投で、悔しそうに天を仰いだ。

7回以降は救援陣がリードを守り、前田は今季6勝目で日米通算150勝を達成。「そこまで目標にしていた数字ではないですけど、日本だと200勝すれば殿堂入り出来るし、200勝したいなと思います。シーズン最後の登板で、キリよく150勝を達成できて良かった」と話した。

6回94球で無四球、9奪三振の力投。流れを引き寄せ、チームの4連勝とア・リーグ中地区の首位浮上に貢献した。