巨人からポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す菅野智之投手(31)の動向について、スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が5日(日本時間6日)、巨人に残留する可能性を報じた。

同記者は「メッツが撤退し、ジャイアンツ、レッドソックスなど折衝中のチームが、菅野側が望むものを支払うことは期待できない」と、交渉経過を伝えた。そのうえで、菅野はもう1年は日本でプレーする可能性があると分析した。

億万長者として知られるスティーブ・コーエン氏が新オーナーに就任したメッツは、豊富な資金力もあり、昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞右腕トレバー・バウワー投手(29=レッズFA)とも交渉中。レッドソックスは、編成最高責任者のチェイム・ブルーム社長がレイズ時代から親交の深い、通算62勝右腕のジェイク・オドリッジ投手(30=ツインズFA)の獲得に力を入れているとの情報もあり、菅野との交渉への影響もありそうだ。菅野の交渉期限は米東部時間7日午後5時(同8日午前7時)となっている。