名捕手として知られるヤディエル・モリーナ選手(38)が、プエルトリコのウインターリーグで“投手デビュー”を果たした。MLB公式サイトが伝えている。

長年カージナルス一筋で活躍し、盗塁阻止率で4度メジャートップに輝き、ゴールドグラブ賞9回など現役屈指の実績を誇るモリーナ。現在フリーエージェントとなっている強肩捕手が今回、マウンドでのプロデビューを飾った。

モリーナはウインターリーグのプレーオフ準決勝で、12点差とされていた9回に登板。さすがに全力投球という様子ではなく、ホームランを1本打たれたものの、この日2本塁打を放っていたロイヤルズのマイナー選手、エマニュエル・リベラを三振に仕留めてみせた。

MLB公式サイトは「捕手兼救援という選手に関心を持つチームが、ひょっとしたらモリーナに連絡するかもしれない」とコメント。捕手から投手へコンバートし、ドジャースで成功を収めたケンリー・ジャンセン投手を例に挙げた。