マリナーズのジェリー・ディポトGMが23日、オンライン会見を行い、数々の失言で辞任したケビン・マザー前CEOの発言について言及した。マザー氏は5日に行われたイベントで、若手選手のFA時期を遅らせるために昇格させないなどと明かしたり、特命コーチに就任した岩隈久志氏(39)ら海外選手に対し侮辱的な発言をしたりし、SNSで炎上。現役選手や選手会からも批判を浴びた。

同GMは「(マザー氏の発言は)個人的に言えば、とても恥ずかしく、そして憤りを感じた。我々は球団のカルチャーに誇りを持っており、関係者全員がその文化を形成しようと一生懸命取り組んでいる」とコメント。

海外選手については「彼らがメジャーに適応するための手助けをするのは我々の責務。そしてこれまでチームとしてその役目を務めてきたと考えている。一個人の意見が、岩隈やイチローに対してのチームの関わり方を示すものではない」と、マザー氏の見解は球団の考えとは全く異なることを強調した。