通算314本塁打を誇るヤンキースのジェイ・ブルース外野手(34)が、18日(日本時間19日)のレイズ戦をもって現役引退した。試合前の会見で「タフな決断だが、今は穏やかな気持ち。ベースボールというスポーツが大好きだ」と心境を口にし「金曜日にアーロン(ブーン監督)に引退することを伝えた。自分に求めるパフォーマンスができなくなったと感じた」と、引退理由を明かした。

08年に21歳の若さでレッズでデビューしたブルースは、1年目から21本塁打を放つなど17年まで10年連続2桁本塁打を記録。16年途中にメッツに移籍し、その後はインディアンス、マリナーズ、フィリーズに所属した。オールスター戦に3度選出され、シルバースラッガー賞2度受賞。近年は低迷し、マイナー契約でスタートした今季も打率1割1分8厘、1本塁打、3打点と苦しんだ。

通算成績はメジャー14年で1455安打、319本塁打、951打点。