「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、第2打席で今季5号ソロ本塁打を放ち、日米通算100号に到達した。

3回2死から、先発フォルタネビッチのスライダーを捉えた。打球速度107・2マイル(約172・5キロ)、飛距離402フィート(約122・5メートル)で右中間スタンドへたたき込んだ。レギュラーシーズンでは登板翌日に本塁打を放ったのはメジャーで初。滞空時間の長い1発で、プロ入り後9年目で100号を達成した。

プロ1号は13年7月20日、敵地での楽天戦で永井怜(現・楽天育成コーチ)から放ち、日本では5年間で48本塁打。メジャーでは1年目に22本、2年目に18本、3年目に7本を放っており、今季5本目で計52本。日本時代と合わせて、通算100号となった。

前日のレンジャーズ戦は今季2度目の先発でスプリットを中心に7奪三振も、7四死球と荒れ、制球に課題を残した。それでも4回1安打無失点でつなぎ、チームの勝利に貢献した。状態に問題はなく、翌日のこの日は打者でスタメン出場。投打の二刀流で活躍し、節目を飾った。

▼大谷がメジャー通算52号。日本時代に48本打っており、日米通算100号。メジャー移籍後に日米通算100号に到達したのは13年青木(ブルワーズ)以来2人目。大谷は投手で日米通算46勝。プロ野球で「100本塁打+10勝」を記録したのは、藤村富美男(阪神=224本、34勝)西沢道夫(中日=212本、60勝)川上哲治(巨人=181本、11勝)田宮謙次郎(大毎=106本、12勝)の4人いる。大谷は50勝まで残り4勝だが、「100本塁打+50勝」は西沢しか達成していない。