スポーツ専門局「ESPN」が25日、エンゼルスの大谷翔平選手について同日時点での「今季名場面集」を特集。投打別に名シーンを5つピックアップしてランク付けし、「打の1位」に16日のレッドソックス戦で披露した逆転2ランを選んだ。

同サイトは「今季は大谷がフィールドに出るたびに、何らかの記録、それも歴史的な記録が生まれているように思える」とコメント。16日の本塁打は「直近13試合で10敗のエンゼルスが何が何でも勝利を必要としていた」時に生まれたとし、「正念場での1発」だったと振り返った。

「打のランキング」2位は、大谷が4月4日のホワイトソックス戦で初回裏に放った約137メートルのソロ本塁打。“リアル二刀流”として初めてメジャーの舞台に立った大谷の記念すべきシーンだった。3位は5月17日のインディアンス戦で、ほぼ肩の高さに抜けた悪球をセンターに打ち返した3ランの場面。4位は同2日のマリナーズ戦で死球により出塁した後に盗塁を成功させた“リベンジ”シーン。5位は4月12日のロイヤルズ戦で7回に2点適時二塁打を放った瞬間。打球速度が約192キロ以上を記録したのは、2015年以降で大谷が4人目というレアな出来事だった。

「投のランキング」1位は5月11日のアストロズ戦7回に、マイルズ・ストロー中堅手を高めのスプリッターで三振に仕留めたシーン。2位は約163キロもの速球を披露するなど、実に8球が約160キロ超えを記録した4月4日のホワイトソックス戦。3位は同26日のレンジャーズ戦で見せたバックドア・スライダー。4位は5月5日、レイズ戦でオースティン・メドウズ左翼手のピッチャー返しをグラブで弾いた後に素手の右手でつかみ、一塁に向かうメドウズにアウトを告げに行った場面。5位は4月20日、レンジャーズ戦の初回、2死満塁のピンチでウィリー・カルフーン指名打者を空振り三振に仕留めたシーンだった。