ブルージェイズのアレク・マノア投手(23)がヤンキースとのダブルヘッダー第1試合(7イニング制)に先発し、6回2安打無失点、2四球7奪三振の快投でメジャー初登板初勝利を飾った。

19年ドラフト1巡目(全体11位)で入団した右腕は、約40人の家族や友人に見守られながらヤンキースタジアムのマウンドへ。先頭ラメーヒューにいきなり四球を与えたが、主砲ジャッジから空振り三振を奪うなど初回を無失点で切り抜け、そのまま6回まで安定感抜群の投球を披露した。この日の最速は97・3マイル(約156・6キロ)。

ESPNによると、デビュー戦でヤンキース相手に登板し、6回以上を無失点に抑えたのは史上7人目。2000年以降では初だという。

マノアは試合後のインタビューで、スタンドから応援していた母親について「僕と兄を食べさせるために晩ご飯を我慢してくれたこともあった。彼女のためなら何でもできる。僕のインスピレーション」と少年時代のエピソードを明かし「練習に一生懸命に取り組み、前進し、戦うことを教えてくれた。両親、兄、みんなに感謝したい。全部彼らのため」とコメントした。