大リーグ機構(MLB)は今季、滑り止めの粘着物質使用が発覚したマイナー4投手を出場停止処分にしたと、2日付のESPN電子版が報じた。各選手、10試合の停止処分だという。

MLBではここ数年、投手が日焼け止めクリームなどとロージンを混ぜ合わせた粘着物質を使用しているとの疑惑が後を絶たず、それによって速球の回転数が飛躍的に増加し投手が過剰に有利になっていることが問題視されている。

そのためMLBは今季、スタットキャストのデータで回転数をチェックし、不自然に数値が上がっている投手の使用球を調査することを始めている。開幕直後には、ドジャースの先発右腕トレバー・バウアー(30)の使用球が調査されたとの情報も流れた。オーナー会議では、マイナーにとどまらずメジャーでも粘着物質の使用を規制するルール作りが検討され始めていると伝えられている。