マリナーズ菊池雄星投手(30)が、初めての球宴を「本当に楽しい2日間でした」と振り返った。

体調不良に伴い、前日の練習後、登板を断念した。「最後のキャッチボールまで悩んでいたんですけど、やはり万全の状態ではないですし、最高の舞台だからこそ、万全の状態の選手が出るべきだと思いまして、次の機会に楽しみは取っておきたいと思いました」と経緯を明かした。

それでも、最高レベルの選手らと情報交換を行い、花巻東高の後輩、エンゼルス大谷とも有意義な時間を過ごした。「日本でも一緒にオールスターゲームに出たことはありましたけど、久しぶりに一緒のチームメートになって、とにかく体がデカいなと。会う度に大きくなってますんで、秘密を聞きたかったんですけど、教えてくれませんでした。分かりません、と言ってました」と笑った。

球宴での登板はかなわなかったものの、16日からは後半戦が再開する。「今日で区切って、また明日から新たな目標に向かって、切り替えてスタートしなきゃいけないと思います」。マリナーズを代表する投手となった菊池は、口元を引き締めてクラブハウスを後にした。