今季サイ・ヤング賞とMVP候補に名が挙がっているメッツのエース右腕ジェイコブ・デグロム(33)が18日、右前腕の張りのため負傷者リスト(IL)に入った。張りが消えるまで投球練習をストップする予定で、復帰時期は未定。MRI検査の結果、損傷などはないという。

今季はここまで15試合に登板し、7勝2敗、防御率はメジャートップの1・08と圧倒的な成績だが、シーズン序盤からけがに悩まされ続けた。右広背筋を痛め4月28日から5月9日まで登板回避が続き、5月11日には右サイドの張りでIL入り。同月25日に復帰したが、6月11日の登板中に右屈筋腱(けん)を痛め途中降板。13日のオールスター戦は、体調が万全ではないとして出場を辞退した。デグロムは「フラストレーションが最高潮に達している。検査で悪いところは見つからないのに」と落胆した。