エンゼルス大谷翔平投手(27)が、メジャー自己最多となる5勝目を挙げた。DHを解除したリアル二刀流として「2番投手」で出場。7回5安打1失点の力投を見せ、直球の最速は99・7マイル(約160・5キロ)をマークした。打者では先制打から二盗を決め、2点目のホームを踏み、投打でチームをけん引。3連勝に貢献した。大谷の試合後の主な一問一答は以下の通り。
-初回を抑えてその裏の攻撃で2点に絡んだ。その後の試合展開にどう影響したか
ピッチングとバッティングは別で考えるので、初回は初回でピッチャーの入りとしてしっかり大事に行きたいなと思ってますし、1打席目はチャンスで回ってきたのでしっかりといいバッティングのアプロ-チをして、また盗塁もできたのでそこも良かったかなと思います。
-何度もけん制を受けた後に盗塁。終盤まで投げるに当たって影響を考えることは
考えることはありますけど、自分自身が長く投げるためにも1点を入れた方がいいので、あそこは1点入る、もう1点入れられるシチュエーションなので、自分が二塁にしっかり進むことの方が、自分が投げていく上で重要なことかなと思います。
-走ってベンチに戻って、そして投げる。むしろ自然な流れ
そうですね。特に変に意識することもないですし、そのせいで打たれたとか、そのせいでリズムが崩れたとか、そういうことは特にないかなと思います。
-初回からエンジン全開。7回まで投げてみて、疲れやボールへの影響は
最後の回、しっかり球速も出てましたし、体力もそれなりに残っている状態でフィニッシュしてるので、球数でもちろん変わることはありますけど、最後まで自分のペースで出来てたかなとは思ってます。
-最後の99球目に99・7マイル(約160・5キロ)が出た。狙い通り?
最後の7回はちょこっと三振狙いにいきましたね。全体的にはそんなにムキにならずにしっかり球数調整しながら投げたいなと思ってたので、最後はホームラン打たれてるバッターでしたし、しっかりと最後まで気を抜くことなく、三振を狙いにいきました。
-今季5勝目。メジャー自己最多
数字は最終的に最後までフィニッシュした時に残っている数字があればいいなと思っているので、それよりも感覚の方が今は大事かなと思ってますし、前半戦よりピッチングも、感覚も、1球1球のボールも、よくなってきているとは思うので。まだまだ上がる要素もありますし、もっともっと良くなるように後半、頑張りたいなと思います。
-シーズンMVPが現実味を帯びている
そう言われるのはすごくうれしいことではあるんですけど、一番はここ4年間は2つ(二刀流)で完走してないので最後まで健康体でしっかりと自分のパフォーマンスを維持できればいいかなと思ってます。その先でそういうものを取れたら幸せじゃないかなと思ってます。
-野球も始まるが、オリンピックは見ているか
オリンピックはほぼ見てないですね。テレビで映ってれば見ることはありますけど、あんまり日本の試合もやってはないので、ちょっとしたニュースとかで誰が勝ったとか、だめだったっていうのを、ちょこっと知る感じかなと思います。
-野球は頑張って欲しいというところか
もちろん、そうですね。(金メダルを)とってくれれば、うれしいなと思います。