ヤンキースが、カブスの主砲アンソニー・リゾ内野手(31)をトレードで獲得した。29日、MLB公式サイトなどが報じた。

リゾは11年にパドレスでデビューし、12年にカブス移籍。同年から正一塁手として定着し、14~16年にオールスター選出。ゴールドグラブ賞4度受賞の名手としても知られる。13年に7年4100万ドル(約45億1000万円)で契約延長し、今季終了後にFAとなる。

今季は92試合で打率2割4分8厘、14本塁打、40打点。12年から10年連続2桁本塁打を記録し、自己最多は14、16、17年の32本塁打。メジャー通算11年で1329安打、243本塁打、793打点。カブスはさらに今季の年俸1450万ドル(約16億円)の残りを負担し、ヤンキースからはマイナー2選手を得る。

プレーオフ進出を目指すヤンキースは、この日すでにレンジャーズから今年のホームランダービーに出場したジョイ・ギャロ外野手(27)と元中日のジョエリー・ロドリゲス投手(29)の獲得を発表している。現在地区3位で、首位レッドソックスとは9ゲーム差、ワイルドカード進出圏内のアスレチックスとは3ゲーム差となっている。