今年のドラフト1巡目全体10位でメッツに指名された右腕クマー・ロッカー(21=バンダービルト大3年)が1日、契約がまとまらないままドラフト選手の契約期限を迎えた。600万ドル(約6億6000万円)で基本合意に達していたが、メッツ側が身体検査で腕に懸念する点が見つかったと主張し、破談になったという。

ロッカーは大学に残り来年のドラフトで再指名を受けられるが、MLBネットワークのジョン・モロシ記者によると、同投手は大学に戻る計画はしておらず、海外のプロリーグでプレーすることも選択肢に入っているという。

ロッカーの代理人であるスコット・ボラス氏は、ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(21)の代理人でもある。スチュワートも2018年ドラフト1巡目全体8位でブレーブスに指名されたが契約せず、2019年5月にソフトバンクと契約しており、ロッカーも同様のコースをたどるのか注目を集めそうだ。ボラス氏は「複数の専門家から、ロッカーは健康に問題なしとお墨付きを得ている。肩と肘のMRI検査も受けている」と、文書で声明を発表している。

ロッカーは2019年のNCAAディビジョン1の大会でノーヒットノーランを達成し、ここ数年の米大学野球界で最も注目された投手。身長196センチ、体重111キロ、右投げ右打ちで、速球は99マイル(約159キロ)を計測したことがある。