【友野一希の言葉】葛藤、進退「自分が嫌になる」20分超激白 吐き出した迷える胸中

フィギュアスケート男子の友野一希(28=第一住建グループ)は合計222・85点で6位となりました。ショートプログラム(SP)で3位につけたものの、フリーは8位と乱調。順位を3つ落とし、今季の目標としてきたGPファイナル進出は絶望的となりました。

フリー後には計20分以上の取材に応じ、迷える胸中や進退への思いなどを明かしました。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ>◇31日(日本時間11月1日)◇ケロウナ・プロスペラ・プレイス◇男子フリー




GPシリーズ・スケートカナダ 男子フリーの演技後にキス・アンド・クライで得点を待つ友野一希(左)と平池大人コーチ(撮影・藤塚大輔)

GPシリーズ・スケートカナダ 男子フリーの演技後にキス・アンド・クライで得点を待つ友野一希(左)と平池大人コーチ(撮影・藤塚大輔)


「もう涙も出ない」「自分は本当に悔しいんだろうか?」


―演技を振り返っていかがですか

いや、もうちょっと涙も出ないというか。もう、悔しいっていうのも。ちょっと、そうですね。自分がこうやって、ファイナルだったり、より結果を求めて、世界のトップで戦っていきたいと感じながらやり始めて、こういう悔しさがずっと続いてると言いますか。自分の中で成長を実感していても、やはり本当の実力として試合で出せてないのが、やっぱここ数年ずっと続いていて。現時点でなんて言ったらいいんですかね、精神的な部分も含めてですけど。どうすれば……。やっぱり求めるからにはそれなりのつもりではやっているけど、自分なりの強さをもっと磨いていくしかないですし。

今日も体調の影響は正直あまりなかったと言いますか。公式練習からもいつも通りいい動きで、6分間も落ち着いて、日頃のルーティーンをしっかりしてっていう形だったので。どんどん欲欲を出してるつもりですけど、やっぱり試合では出しきれない自分という感じです。今日、いつもと違う感じで、ほんとなんですけど。まだ消化しきれてないというか。もうほんと。正直、もう毎回こういうインタビューばっかりで。今はもう言うことがないというか。もうやるしかない、帰ってきたからには。でも、ファイナルという目標を現時点で失ってしまって、そこが一番悲しいというか。

ちゃんと自分の中で続ける意味を模索しながら(やりたい)。スケートを好きというのは、もちろんですけど、やっぱり結果でスケートを表現したいと思って続けているので。そういう年で終われるように。やっていることは間違っていないと思うので、それを全日本までちゃんと完成させて、世界選手権、4大陸とかもそうですし、そういったところにいつも通り持っていけたらと思います。


GPシリーズ・スケートカナダ 男子フリーで演技を披露する友野一希(撮影・藤塚大輔)

GPシリーズ・スケートカナダ 男子フリーで演技を披露する友野一希(撮影・藤塚大輔)


―(いったん取材が終了となり、約30分後に再び長めの取材対応となる)

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。