「1番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(27)が、11試合ぶりに46号本塁打を放った。1回無死から左腕アンダーソンのカットボールを捉えた。ライナー性で右越えに運ぶ豪快な先頭打者アーチ。シーズン最終戦で日本人メジャーとしては松井秀喜以来2人目の今季100打点に到達した。

打球速度は112・9マイル(約182キロ)、角度20度、飛距離は418フィート(約127メートル)だった。

リーグ本塁打数で3本差をつけられていたトップのロイヤルズ・ペレスとは2本差に迫る1発。また、球団では歴代2位タイで並んでいた同僚トラウトを抜き、単独2位。00年にトロイ・グロースがマークした球団記録の47本塁打まであと1本とした。

敵地シアトルでのマリナーズ3連戦の初戦は3打数無安打。2戦目も4打席で2四球、2打数無安打だった。最終戦の試合前には「変わらず、1打席、1打席、自分の打席を最後までしたいなと思ってます」と話していた。厳しく攻められ、限られたチャンスの中で甘い球を捉えた1発。期待に応える豪快なアーチでチームを盛り上げた。