ニューヨーク・マンハッタンのど真ん中にあるMLBのフラッグシップストアへ、エンゼルス大谷翔平投手(27)のグッズを求めて行ってみた。

全米最大規模の専門店で、2フロアの広大な店内に多種多様な大量のグッズが置いてある。目を引くのは人気選手約40人のTシャツが並べられたコーナー。パドレスのタティス内野手やブルージェイズのゲレロ内野手、ヤンキースのジャッジ外野手ら、全メジャーリーガーの中でもえりすぐりのスター選手のTシャツがそろえられている。ここで大谷Tシャツを買うつもりだったのだが……。

ない。他の選手は棚の高さまでびっしり並べられているのに、大谷のは4~5枚でスカスカ。しかもXXLしかなく、それではさすがに大きすぎて買えない。

店員に聞くと「彼のTシャツは大人気で、売れてしまってそれしか残っていません」という。エンゼルスのユニホームも見てみたが、トラウトは多数あったが大谷は1枚もなし。

さては二刀流として急激にブレークしたことで、製造か配送が間に合っていないのか。レギュラーシーズン終了時に今季のユニホーム売り上げ9位と発表された大谷だったが、製造や配送が追いついていればもっと上位になっていたかもしれない。と思いながら、目的を果たせないまま店を後にした。【水次祥子】