レッドソックスのアレックス・バードゥーゴ外野手(25)が8日、二刀流を目指し今オフから投球練習を始めることを明かした。高校時代に投手としても高い評価を得ていた経験から、今季のエンゼルス大谷翔平投手(27)のMVP級の活躍に触発され決意した模様だ。

レイズとのア・リーグ地区シリーズ第2戦前に会見し、計画を公表。「100%そのつもり。来季投げられるようになるかは分からないが、2023年までには間違いなく投手もやる」と明言した。

2014年にアリゾナ州の高校からドラフト2巡目でドジャースに指名されプロ入りしたバードゥーゴは、高校時代に最速97マイル(約156キロ)を出し、3年生のときには65回を投げ130奪三振、防御率1・29をマークした。プロ入り後は投球はしていないためブランクが長いが「二刀流に挑戦したい。オオタニのように先発ではなく、リリーフをやりたい。球団がチャンスをくれるなら、ぜひやってみたい」と意欲を見せた。外野手としては5年目の今季、初めてフルシーズンをメジャーで過ごし、打率2割8分9厘、13本塁打、63打点をマークしている。

救援投手と外野手の二刀流にはレッズの右腕マイケル・ロレンゼン(29)がいるが、今季はけがもあり27試合の登板、打者としては1打席の出場にとどまった。バードゥーゴの場合は本職が外野手で、ロレンゼンとは逆のバージョンとなる。