70年代にアスレチックスで2度の世界一に貢献し、名解説者としても知られたレイ・フォッシー氏が13日、74歳で死去した。16年間、がんの闘病を続け、今年8月にアスレチックスの試合を中継するテレビ局の解説から退いていた。

1967年にインディアンスでデビューし、メジャー4球団で12年プレー。通算打率2割5分6厘、61本塁打、324打点で、70年、71年にオールスターに選出され、70年のオールスターではMVPに輝いた。ゴールドグラブ賞を2度受賞し、アスレチックスに移籍後の73年と74年にワールドシリーズ制覇に貢献した。

アスレチックスは「レイは球団の顔であり、選手、コーチ、同僚、そしてファンのすべてがアスレチックスというファミリーの一員であると感じさせてくれる存在だった」と文書で追悼の言葉を発表した。