広島からポスティングシステムでメジャー移籍を目指すことが決まった鈴木誠也外野手(27)が、来週(11月22日週)にMLBの全30球団に公示されると、米メディアが17日、伝えた。MLBネットワークのジョン・モロシ記者によると「スーパースター外野手セイヤ・スズキが来週ポスティングされると、情報筋から確認した」という。公示されれば全30球団との交渉が解禁され、契約までの期限は30日間となる。

鈴木は米サイトのFAランキングで上位に格付けされるなど、大きな注目を集めている。これまでにマリナーズ、レンジャーズ、パドレス、レイズ、カブスなどが獲得競争に参戦する可能性が伝えられている。

MLBは12月1日に現在の労使協定が有効期限を迎える。新労使協定の交渉が難航していることから、12月2日以降にロックアウト(施設閉鎖)の可能性も浮上。そうなればFAやトレードなどの交渉がすべて停止となる見通しだが、ジ・アスレチックのアンドルー・バガリー記者によると、ポスティングシステムの交渉が始まっている場合、ロックアウト中はこの交渉も一時中断となり、閉鎖終了と同時に残りの日数で交渉継続とすることで、MLBとNPBが協議しているという。