【アナハイム(米カリフォルニア州)19日(日本時間20日)=斎藤庸裕】満票でア・リーグMVPに輝いたエンゼルス大谷翔平投手(27)へ、復活をかける剛腕から共闘エールが届いた。

全米野球記者協会(BBWAA)の投票によるMVP発表から一夜明けた19日(同20日)、エンゼルスに1年契約の年俸2100万ドル(約23億1000万円)で加入したノア・シンダーガード投手(29)がZoomで会見を行った。前日にMVPを獲得した大谷について「いやー、彼と同じチームにいられて、すごく燃え上がっているよ。彼は最もエキサイティングなプレーヤー。彼からどれだけ多くを学べるか、楽しみだね」と語った。

最速163キロの右腕は昨年、右肘のトミー・ジョン手術を受け、今季終盤に復帰。2試合で2イニングの投球にとどまり、来季が完全復活をかけたシーズンとなる。故障明けでリスクもあるが、投手力が課題のチームからは大谷に次ぐ先発ローテーションの柱として期待される。「元の自分に戻れれば、ショーヘイと僕のワンツーパンチのコンビで、若い投手陣とともに戦っていける」と話した。

この日は本拠地アナハイムのグッズショップで大谷のMVPを祝う記念ボールが販売された。前日はTシャツ、マグネット、ピンバッジなどの販売を開始。続々とMVP記念グッズが店頭に並んだ。