レンジャーズが、今季メジャー4位の45本塁打を放ったブルージェイズFAのマーカス・セミエン内野手(31)と7年総額1億7500万ドル(約193億円)で合意したと28日(日本時間29日)、MLB公式サイトなど複数の米メディアが報じた。オプトアウトとトレード拒否権は契約に含まれていないという。

セミエンはアスレチックスから移籍した今季、全162試合に出場し打率2割6分5厘、リーグ3位のエンゼルス大谷に次ぐ45本塁打、102打点を記録し、二塁手の本塁打記録を更新。シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞に輝き、7月には自身初のオールスター戦にも選出された。MVP投票では大谷、同僚だったゲレロに続く3位に入っている。

レンジャーズは今季60勝102敗で2年連続の地区最下位。勝率は両リーグワースト3位、今季のチームOPSは30球団中最悪の,670で、チーム再建を図っている。セミエンの獲得により、今後は勝負モードに切り替えていくとみられる。