米CBSスポーツ電子版は10日(日本時間11日)、メジャー全30球団の「チーム史上最高のFA契約」と題した特集を組み、マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(48)が同球団の「最高のFA契約」に選出された。

イチロー氏は01年にオリックスからポスティングシステムを利用してマリナーズに移籍。1年目で首位打者と最多安打、最多盗塁を記録して新人王とMVPに輝いた。04年には262安打を放ってメジャーのシーズン安打記録を84年ぶりに更新。10年連続でオールスター出場とゴールドグラブ賞を受賞している。

同サイトは「(1年目に)フレッド・リン以来、2人目となる新人王とMVPを同時受賞。当初の3年契約の間に打率3割2分8厘、出塁率3割7分4厘、長打率4割4分、121盗塁を記録し、トップクラスの守備も披露した」と紹介。「マリナーズで通算14シーズン在籍し、ここ25年では最も重要な選手の1人」と称賛した。イチロー氏以外ではブレット・ブーン、ネルソン・クルーズ、ジョン・オレルドが候補に挙がっている。

他球団ではバリー・ボンズ(ジャイアンツ)、グレグ・マダックス(ブレーブス)、レジー・ジャクソン(ヤンキース)、ウラジーミル・ゲレロ(エンゼルス)、ランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)など、大物選手が「最高のFA契約」に名を連ねている。