レッズ秋山翔吾外野手(33)が14日、静岡県下田市内で行っている自主トレを公開し、改造中の打撃を披露した。

ティー打撃やフリー打撃ではステップ幅をやや狭め、右足を強く踏み込む意識でスイング。「一番はボールに力を伝えるための1つの手段として、狭める方法がいいんじゃないかというのはあった。強く、ボールにコンタクトすることに特化すれば、回転力、踏み込みの力はステップを狭めた方が出やすいのかな」と意図を明かした。

西武時代の15年にはシーズン216安打でプロ野球記録を樹立した。安打を量産し、ボールを捉える確実性が持ち味でもあるが、自主トレ中のフリー打撃では力強さや飛距離を重視。ライナー性の打球だけでなく、高く上がり、角度のある打球も目立った。

メジャー1年目は打率2割4分5厘で、2年目は打率2割4厘と打撃面で結果が出なかった。打撃改造に着手して臨む3年目。「3年契約の最後だから頑張るとか、1年目だから頑張らなくてもいいとは一切思っていない。ただ、この2年でダメだったのは明確。こういう選手っていうイメージをチームも持っていると思う。それをひっくり返さないといけない。簡単なシーズンではないと思いますけど、どういう踏ん張りが出来るか、自分にも期待しているし、しっかりやらないといけないと思っているので。そういう3年目になると思います」と、気を引き締めた。