MLBは今季からナ・リーグでDH制を導入することで合意したと、マンフレッド・コミッショナーが10日、発表した。

DH制は1973年にア・リーグで導入されて以降、ナ・リーグでも導入の検討が何度か行われたが、導入しないままだった。本格的二刀流でMVPに輝いたエンゼルス大谷翔平投手(27)は昨季、ナ・リーグ球場で行われる両リーグ交流戦では登板しない場合は代打出場に限られたが、両リーグDH導入でその制限がなくなる。

また同コミッショナーは、ドラフトを抽選方式に変更すること、所属していた選手がクオリファイングオファーを拒否しFAとなった場合の補償としてのドラフト上位指名権が与えられるルールを廃止することでも合意したと発表。「両リーグDH制と補償ドラフト指名権の廃止により、FA市場を活性化する」と話した。