【テンピ(米アリゾナ州)16日(日本時間17日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(27)が、今キャンプ初のライブBP(実戦形式の投球練習)で打者を圧倒した。同僚の控え選手6人と対戦し、2イニング相当の33球で安打性の当たりはゼロ。昨季、後半戦で10本塁打を放ったメイフィールドに対しては最速98マイル(約158キロ)をマーク。正捕手のスタッシから「質が良くなっている」と各球種の精度に太鼓判を押され、最有力とされる開幕投手へ向けて万全の状態を示した。

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大谷の剛速球がさく裂した。28球目、リリースの瞬間に声を上げ、メイフィールドへこん身の直球を投げ込んだ。球速は98マイル(約158キロ)。ファウルとされたが、力強さで勝った。さらに30球目、97マイル(約156キロ)の直球で空振りを奪った。投球を見守ったマドン監督は「スペイン語で言えばテンプラーノ!」とニヤリ。英語では「Very early(非常に早い)」との意味のようで、仕上がり具合にご満悦だった。

投球モーションで左足を上げ、右足を沈み込ませて体重移動する。102キロの体重は変わらないが、下半身の力強さは昨年以上で、より一層、スピンや威力が加わったようなボールだった。正捕手のスタッシは「全ての球種でストライクがとれる。変化球も素晴らしい。質が良くなった」と絶賛。メイフィールドによれば空振りした直球は「少し動いていた」とナチュラルカットしたという。直球、変化球ともに精度が昨年からさらに磨かれた。

最初の打者ウォンには球足の速いゴロで打ち返されたが、即座に反応して捕球。ひやりとしたが、満面の笑みを見せる余裕もあった。投打で快調に調整を進めており、18日(同19日)からはオープン戦が始まる。大谷は2戦目の19日(同20日)、ダイヤモンドバックス戦から出場する見込み。開幕投手の最有力とされ、投打でさらなる期待がかかるメジャー5年目。万全の状態で臨めそうだ。