【アナハイム(米カリフォルニア州)3日(日本時間4日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(27)が、満員の観衆の期待に応える1発を放った。
ドジャース戦に「1番DH」で出場し、5回の第3打席でオープン戦3号ソロ。昨季16勝を挙げたド軍の開幕投手ビューラーから、開幕投手を務める大谷が豪快な一撃を見舞った。今季、本拠地エンゼルスタジアムに初見参でいきなりの本塁打。試合前には軽めのブルペン投球で調整し、7日(同8日)の開幕へ向けて投打で準備を整えた。
◇ ◇ ◇
大谷が打席に入る度、スタジアムは熱気に満ちた。5回1死、ビューラーのチェンジアップにややタイミングを外されながら、確実に捉えた。角度よく打球が上がると本塁打を確信。ドジャースの開幕投手を、エンゼルスの開幕投手が1発で沈めた。マドン監督は豪快な一撃を「ボム!(さく裂した)」と一言で表現。昨年、熱狂を生んだショータイムが、再び本拠地アナハイムに戻ってきた。
「フリーウエー・シリーズ」と称され、例年、開幕前の最終調整として行われるドジャース3連戦。初戦がエンゼルスタジアムで、残る2試合はドジャースタジアムでの開催のため、この日が本拠地でのオープン戦最終戦だった。
開幕前にもかかわらず、観衆は満員の4万4401人。昨年、本拠地では7月16日のマリナーズ戦で最も多い4万880人の観客を動員したが、これをオープン戦の時点で超えた。人気球団が相手という理由もあるが、今季も注目度が高い“大谷効果”と言っても過言ではない。
今や、敵将ですら大谷の活躍を歓迎する。投手で先発し、降板後もDHで打席に立てる「大谷翔平ルール」が今季から導入される。打撃力の高い大谷の打席増は他球団にとっては脅威となるが、ド軍のロバーツ監督は「素晴らしいこと。彼はユニークな選手で、ファンは彼がプレーするところを見たいと思う」と語った。実際にこの日、青のユニホームを着たドジャースファンの中には、大谷の本塁打に立ち上がって拍手を送る姿もあった。
3打数1安打1打点で、オープン戦は打率3割4厘、3本塁打、7打点と好調を維持する。メジャーを代表するスター選手となり、昨年以上に活躍を期待される二刀流・大谷。今季は、打席での登場曲が映画「グレイテスト・ショーマン」のテーマソング「The Greatest Show」に決まった。まさに、その名の通り、開幕前のデモンストレーションを最高のショーで締めくくった。



