レッズの新人右腕ハンター・グリーン(22)が16日、100マイル(約161キロ)超えの速球を1試合に39球投げる新記録を樹立した。

ドジャース戦でデビュー2戦目のマウンドに上がり、先発して5回1/3を1被弾を含む5安打3失点。80球を投げ敗戦投手となったが、速球の質と量ではロッテ佐々木朗にも引けを取らない剛腕ショーだった。

MLBで球速が記録され始めた08年以降、1試合に100マイル超え39球は、昨年6月5日にメッツ右腕ジェイコブ・デグロム(33)が計測した33球の最多記録を更新。速球の平均球速は100・2マイル(約161キロ)だった。

グリーンは17年ドラフト1巡目全体2位でレ軍に入団。投打二刀流で知られたがプロ入り後に投手一本に絞り、19年の右肘手術を経て10日にデビューしたばかり。歴史的な登板を「記録のことは知らなかった。楽しかったよ」と振り返った。