レイズのブレット・フィリップス外野手(27)が、0-8の8回に登板した。トラウトに9号2ラン本塁打を浴びると、大谷翔平にはフェンス直撃の二塁打、右打者のレンドンには左打席で右越えの4号2ランを浴びた。体をほとんどひねらない独特なフォームから最速55・1マイル(89キロ)という遅球で勝負したが、1回で5安打4失点だった。

待ち望んでいた大谷との対戦について、二塁打に「抑えた」と胸を張った。「アメリカのショーヘイが日本の翔平と対戦することをとても楽しみにしていた。どれほどのパワーを持っているか聞いていたが、フェンスを越えなかった。みんなにどちらが良いショーヘイか決めてもらおう」と、ご機嫌で地元紙タンパベイタイムズに語った。

妻が元日本ハム監督のトレイ・ヒルマン氏の娘で、以前から日本に興味を持っていた。15年のプレミア12で米国代表として来日経験もある。昨年7月に登板したロイヤルズ戦では、1球だけだが94・3マイル(約152キロ)をマークしたこともあり、日刊スポーツの取材に対し「アメリカ版大谷は僕だ」と自負していた。