パドレスのダルビッシュ有投手(35)が、7回6安打無失点無四球5奪三振と好投し、今季4勝目(1敗)を挙げた。

ネットでは、ダルビッシュの球の破壊力に注目が集まった。

1回無死一塁から2番ベームを内角低めのスライダーで、2死一塁で4番カステラノスを外角低めのカットボールでそれぞれ空振り三振。そのいずれも中途半端なスイングを誘っており、投球分析で有名な「ピッチングニンジャ」がその動画を投稿し「フィルスィー(えげつない)なスライダーとカッター。そしてソード」と評した。

また別のツイートでは3番シュワバーを97マイル(約156キロ)の高め直球で空振り三振に切って取りソードとシュワバーをかけて「シュウォード」と投稿した。

「ソード」とは剣の意味だが、ピッチングニンジャはこれをぎこちない中途半端なバットスイングという意味で使用しており、自身の公式YouTubeチャンネルで「ソード・オブ・ザ・イヤー」などの動画を投稿している。米コメディー映画「がんばれ! ベンチウォーマーズ」で出てきたセリフが元になっている。

【動画】ソード! ダルビッシュのえげつない変化球

◆ピッチングニンジャ Youtubeやツイッターで有名な投球分析家ロブ・フリードマン氏のハンドルネーム。ツイッターアカウントはフォロワー数37万人超え。本職は弁護士だったがMLB公式サイトや専門局ESPNなどでも投球分析を行っており、野球界で最も優れたSNSアカウントとも呼ばれる。ダルビッシュ投手ら選手ともたびたび対談しており、対談動画も公開。彼の動画がきっかけでMLB球団と契約した選手もいる。