日本への野球伝来150周年を記念した「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」が開催され、日米で活躍する俳優の渡辺謙(62)が始球式を行った。背番号16のユニホームを着用。捕手を務めたドジャース・ロバーツ監督に向けて、ワンバウンドの投球だった。

始球式の前には、この日の式典のテープカットをロバーツ監督と行った。ドジャースタジアムで活躍した日本人選手の歴史が展示されたスペースで同監督と談笑。記念撮影後には、メディア対応を行った。

-始球式に臨む気持ちは

「始球式だけではなくて、『ジャパン・ヘリテージ・ナイト』で観戦することもうれしいですし、こういう形で参加することもうれしい。何よりも今、一番注目されている対エンゼルスっていうところが、今日のベストマッチだという風に思っています。始球式が終わったら、楽しく野球を観戦したいと思います」

-ジャパン・ヘリテージ・ナイトに対する気持ちを改めて

「野球ってやっぱり国技だと思うんですよね、アメリカにとってもね。そういう中で、こうやってジャパンをフィーチャーしてもらえる。もちろんジャパニーズプレーヤーも来てますけど、そういう意味では、ちゃんと日本を受け入れてくれているメジャーリーグだなっていうのを改めて感じる1日だと思うんですよね」

-大谷の活躍について

「普通の想像を超える活躍だと思うんですけど、今年はいろいろ苦労もされているし、波があると思うんですけど、とりあえず故障せず、シーズンをしっかり乗り切れば必ず、ある程度の結果、成果は残してくれるプレーヤーだと思っているので。楽しみです」

-日本では阪神タイガースのファン。米国ではドジャースファンだと思うが、チームの好調ぶりを見て

「うれしいですよね。ここ何年かずっとプレーオフも出てますし、ワールドチャンピオンにもなっているので、そういう戦力もあると思うし、ただやっぱり、ウエスト(ナ・リーグ西地区)結構強いので、基本僕はいいゲームをして欲しいです。どのチームでもいいゲームをして、最終的に上にいて欲しいというのがファンとしての気持ちですね」

-渡辺さんは米国のハリウッドで、大谷選手はメジャーで、ともに世界最高峰の舞台で戦っている

「いや~まぁ、似たようで非なるものですから、そんなにどうこう言えないんですけど、ただやっぱり、未知なるものにずっと挑戦し続けるということに関してはすごく、シンパシーを感じますし、その中でいろいろ、いい時もあれば、悪い時もあると思うんですよね。シーズンも長いですし、僕らも撮影長いので。そういう中でコンディショニングやメンタリティや、いろんなことを含めて、頑張って挑戦し続けるっていうことは、やっぱりすごいなと思います」

-大谷と親交は

「ないです。残念ながら。今日会えればいいなと思ってます」