「3番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(27)が、相手のノーヒットノーランを阻止した。左腕タイラー・アンダーソン投手(32)に対し、チームは9回1死までノーヒット。快挙達成に球場全体の期待がふくらむ中、4打席目に臨んだ大谷はアンダーソンの123球目、初球のカットボールを捉えた。ライナーで右翼線へ運び、全力疾走。三塁打でチーム初安打をマークした。

試合後、大谷は打席に入った時の心境について「入りにくくはないですけど、なんとか塁に出て、別にヒットじゃなくても四球でもいいですし、塁に出たいなと思ってました」とコメント。また、アンダーソンに対して打線が沈黙した理由について「全体のバランスで勝負するタイプの投手だと思うので、リズムも良かったですし、ドジャースの攻撃とのリズムもかみ合っていたと思うので、なかなか難しかったかなと思います」と振り返った。

登板前日の第4打席で三塁打を放ち、試合後に敵地シアトルに移動して翌日は先発マウンドに上がる。「いつも同じなので、1日1日、1打席1打席、集中して頑張りたいなと思います」と気を引き締めた。